スペイン領の島々の世界遺産

ペニョン=デ=アルセマス島

スペインはおおまかに分けて、「北西部」、「北東部」、「中央部」、「南部」があります。

40種類以上もの世界遺産のある国なのですが、局地的に集中している訳ではなく、上記のすべてのゾーンに保存されています。

その分類としては自然遺産というよりも文化遺産的なものが多く、そのほとんどがキリスト教関連の建築です。

たとえば、北西部には、100キロメートルの巡礼企画でおなじみの「サンティアゴ・デ・コンポステラ」があり、北東部には今も工事が続いている「サクラダ・ファミリア」があります。

さらに中央部にはスペインではおなじみの名家・ブルボン家の王室がある「アランフエスの文化的景観」があり、南部にはかつてウマイヤ朝の都として繁栄していたコルドバ歴史地区があるなど、どれを取っても、キリスト教なしでは語れない世界遺産ばかりなのです。

ここまでの紹介を読んで、「キリスト教徒じゃないからあんまり興味ないな~」と思ったり、「宗教的なことはちょっと…」と懸念を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんが、上記の世界遺産を観光する人のすべてがキリスト教徒という訳ではありません。

特に歴史的背景を知らなくても十分楽しめる世界遺産ばかりなので、知識がなかったとしても心配する必要はまったくないのです。

また、前述以外にも実に豊富な数の世界遺産があるので、自分が行きたいと思う場所をチェックしてみてください。

さらに、世界遺産に恵まれたこの国は、他の国にはない不思議な特徴がたくさんある国です。

まず、気候からして日本と真逆の国なので、異文化の街を観て歩きたいのであればスペインの街はうってつけです。

カタルーニャ地方などスペインに近い場所は料理がかなり美味しいので、観光がてらグルメツアーをするのも面白いかもしれません。

また、この国の世界遺産には色々な種類があるということをこの記事の中で再三お伝えしてきましたが、北西部、北東部、中央部、南部で言語の使い方が大きく異なるので、北西部の言葉に慣れてから北東部へ行くとかなりのカルチャーショックを受ける可能性があります。

ある程度、地域ごとの文化の違いを押さえてから行かないと、後になってトラブルが起きる可能性があるので、ガイドブックを読み込んでから行かれることをおすすめします。

アンダルシア州は北アフリカに近いので夏場は他の地区よりずっと暑くなりますし、フランスに近いバスク地方やカタルーニャ地方は他の地域と比べて目立った特産物がなかったりしますし、ポルトガルに接近している北西部は北西部でまた違う文化が広がっているので、どの地域を選ぶかで旅の様相がまったく違うものになることをしっかり把握しておいた方が良いかもしれません。

ちなみに、よりスペインらしい街に行ってスペインらしい世界遺産が観たいなら、やはり南部がおすすめです。

スペインらしさよりもロマンチックな雰囲気を求めるのであれば、大航海時代に貿易船の港として栄えていた街である、アンダルシア州の州都セビリアがベストかと思われます。

また、北東部であればフランスへ出てファッションストリートを探索することもできるので、北東部でガウディの建築を観て、その後にフランスへ移動してしまうのもアリです。

とにかくこの国には面白い場所がたくさんあるので、色々な観光地を観ようとしても一日ではとても周り切れないかと思われます。

とりあえず世界遺産の数は本当に豊富なので、二カ所~三カ所は回れるように手配しておくことをおすすめします。

何を観ればいいか迷ってしまった時は、どこか一カ所だけで観ておくと、心残りのない旅になるかと思われるのでおすすめです。